小池手造り農産加工では持続可能な社会を目指して、残渣処理の取り組みを始めました。
普通に破棄することは難しい果実の搾りかすを自然由来の肥料として作り変えて利用する計画です。
ジュースの搾りかすは、産業によって出たものですから、そのままでは産業廃棄物の扱いになってしまいます。
そこで残渣処理設備の建設が必要になります。
畑の整地から始まり撹拌槽設置、発酵ヤード・防水シート・集水パイプ・沈殿槽の設置を行いました。
処理設備に運ばれた残渣にチップを投入し、撹拌し発酵させます。
また、土壌微生物の働きにより臭気の抑制・汚泥発生量の減少や処理能力向上・運転安定化を図る設備も設置しました。
残渣の処理をして、堆肥に変える
①残渣にチップを投入・撹拌
加工所で出たジュースの絞りかす(残渣)を処理設備へ運び、チップと共に撹拌槽に入れ撹拌します。
②堆積場に発酵山を作成
チップと残渣をショベルカーで撹拌槽より取り出し、堆積場に発酵山を造る。発酵山は数回に分けて切り返しをおこない、温度を保ち発酵促進を計ります。
③発酵
盛られた残渣とチップは発酵し、堆肥になります。今後はできた堆肥を農家の方々に使っていただくことも視野に入れています。